校歌の作者発見、作詞者の娘さんが来校【その2:再会】
校歌の作者発見についての経緯については、その1で詳しくお伝えしました。
ある日、学校に1本の電話と、お手紙が届きました。校歌の作詞者:山本薫さんの娘さん、木村美幸さんからの連絡でした。
新聞の記事を見てとてもうれしかったこと、そしてぜひ、大河内小学校で校歌の作者判明に関わったみなさんと会いたいと言ってくださったのです。
作詞者である山本薫さんは、最近お亡くなりになったと聞いていましたので、校歌の作者が公になったことをご存命のうちに喜んでいただきたかったと思っていた私は、本当にびっくりしました。山本薫先生がつなげてくれたご縁に心から感謝しました。
そうして、令和7年4月4日に、県外から木村美幸さん夫妻が来てくださいました。この日は、川井さんだけでなく、当時校歌の作詞をした同級生の小阪さんや佐田さん、堀田さんも来てくださいました。もちろん中山美智子先生も来てくださいました。当時の話にいろんな花が咲きました。
木村美幸さんは現在絵本作家としてご活躍されており、大河内の子どもたちにも著書の絵本を寄贈して下さっています。今年の卒業式で私が読み聞かせをした「四角い空のむこうへ」は木村美幸さんが由美村嬉々さんというペンネームで書かれ「雲外蒼天」=「夢は必ず叶う」というメッセージが込められている素敵なお話です。
私たち大河内小の職員は、この日、木村さんから「ほんとうはどうしたいの?」ミックをかえたたいようのことば がんばっているのにうまくいかないきみへ という絵本の読み聞かせをしていただきました。
子どもたちや卒業生にとって、忘れてしまってもどこか懐かしく、ふるさとを感じることのできる「校歌」。その校歌をきっかけにたくさんの素敵な出会いがありました。人とつながれる温かさや、また何かをみんなでできるのでは、と思える前向きなエネルギーもいただきました。
忘れられない素敵なひとときでした。木村美幸さん、山本薫先生、お忙しい中、集まってくださった皆様、本当にありがとうございました。