フォーラム全体会

12月5日3・4限目に、6年生が校区人権フォーラム全体会を行いました。これまで実行委員会に何度も参加してきた子どもたちです。大河内小学校は、人数が少ないのが大きな利点です。それを生かして、中部中校区フォーラム実行委員会へは、他の小学校のように代表者だけが行くのではなく、行ける子はみんなが参加する形で一人ひとりが学びを深めてきました。

今日は2時間かけて、人権担当の三宅先生とともに、「みんなが安心して生きられる社会をつくるために、自分は何ができるか」について考えました。今年出会った聴覚障がいをもつ大西唯人さんや、LGBTQの佐野恒祐さん。お二人と出会う中で初めて気づいたことや学べたことがたくさんありました。お二人とも、これまで何かで困りそうな時、そばにいた人たちが「他人ごとにしない」で、できることをやり、ともに安心できるように行動しあえたことが大きかったと生き生きと話されたように思います。そういったことを思い出し、自分のこれまでの行動を見つめ直しながら、自分はこれからどうするかを考えました。

子どもたちからは、「いっしょにやる」「困っているときに助ける」「放っておくのはだめ」「相手をいやな気持にさせない」などの意見が出されました。最初は「助けてあげる」と話していた子どもたちも、上から目線の「助けてあげる」ではなく、同じ立ち位置からの「助ける」が大事だと気づくことができたようでした。そして、「困ったな、助けてほしい」を「言いやすい」世の中にしていく必要性があると感じ取ったようでした。それぞれにしっかり考えられた子どもたちでした。

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